とある日、Googleさんから一通のメールが。タイトルは
「サイト https://(サイト名)/ で「AMP」の問題が新たに 検出されました」
ん?なになに?俺、なんもしてないんだけど…
…という時は、大抵何かやらかしてるもの(笑)。そしてこの問題により、実際にサイト(WordPressブログ)にあまりよろしくない影響がありました。
その後いろいろ対応して問題はなんとか解決したので、その時の体験をメモがてら残しておきます。
AMP問題の内容
通知が来たのは、本ブログとは別のブログについて(本ブログはAMP化していないので)。メールには
「エラーにより、貴サイトのページまたは機能が検索結果に表示されなくなる可能性があります。貴サイトでは、以下のエラーが検出されました。」
とあり、ページが検索結果に表示されなくなるかもしれない、とのこと。えらいこっちゃ。
エラーの具体的内容としては2件あり、下記のようなもの。
- タグ「style[amp-keyframes]」の親タグは「body」である必要があります。
- 許可されていない属性または属性値が HMTL タグにあります。
Google Search Console(グーグルサーチコンソール、通称「サチコ」)でエラーの詳細を確認することができます。
上のエラーは約200、下のエラーは約100ページに該当。非常に広範囲です。そして実際に、しばらくしてからAMPページへのアクセスが減少、というかほぼゼロに。検索結果に表示されなくなったようです。
問題の原因
これは急いで解決しなければ、とエラーの詳細を確認、対応することに。
問題の内容としては主にタグなどHTML絡みのようで、その原因としては主に次のようなものが考えられます。
- 個別ページに挿入したHTMLの不備
- 自分でカスタマイズしたHTMLの不備
- 利用しているテンプレートの不備
今回のケースは広範囲に渡って起こっているので、一番上は考えにくい。では2番目か3番目かなのですが、まあ大体、自分でカスタマイズしたものが原因ですよね(笑)。テンプレートを疑うのは最終的でいいんじゃないでしょうか。
そして頻繁にカスタマイズ・変更するところは、ウィジェット。ウィジェットにHTMLを挿入する時に不備が起こりやすく、また実際にそれが原因でした。
問題の解決
まず先に、「許可されていない属性または属性値が HMTL タグにあります。」を見てみます。
これは簡単。ウィジェットに挿入したHTMLの編集をミスっていたようで、aタグにwidthの指定などが紛れ込んでいました(恥ずかしい…)。HTMLをチェックし、適切に修正した上で、ウィジェットを保存して完了。
次に「タグ「style[amp-keyframes]」の親タグは「body」である必要があります。」をチェック。HTMLのソースを見ると、bodyの閉じタグの前に、スタイルの指定が来ていました。しかしこれ自体は異常でありません。
結論から書くと、タグの閉じ忘れなどがあると、このエラーが出ることがあるようです。これもウィジェットをチェックすると、タグの閉じ忘れを発見(またまた恥ずかしい…)。修正・保存して完了。
そして最後、サーチコンソールにて修正確認の依頼をします。この時「検証しています…」みたいなダイアログが表示されるのですが、結果、「修正が確認できませんでした」のようなエラーが出ることがあります(※内容はちょっとうろ覚え。すみません)。
そんな時は、ブログのキャッシュをクリアしてみましょう(※ブラウザのキャッシュではありません)。
当該ブログはWordPressテーマ「Cocoon」を使用していますが、その設定から「キャッシュ削除」を行うと、サーチコンソールの確認が通りました。WordPressテーマ以外にもサーバー側でキャッシュを取っている場合がありますので、心当たりのある場合はそれもチェックしてみてください。
まとめ
以上、『「AMP」の問題が新たに 検出されました』が起こった時の、原因と対策でした。修正を完了してサーチコンソールでの確認をしてから、AMPページへのアクセスが戻ってきました。
ただ確認には若干時間がかかるようなので、同じようなメッセージが届いた方は、早めの対応がオススメです。
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