【ポケカ】サン&ムーン(SM)発売から2ヶ月の振り返り

ポケモンカードもXY・XY BREAKを経て、2016年12月9日からサン&ムーン(SM)時代に突入。第一弾としてスターターパック3種や拡張パック「コレクション サン」「コレクション ムーン」が発売されました(※正確にはそれ以前に登場のカードあり)。

コロコロコミック付属のルガルガンGXデッキをはさみ、2017年には「強化拡張パック」と銘打った「強化拡張パック サン&ムーン」が登場。3月には早くも次弾の拡張パック発売が控えていますが、SM環境の第一弾としては強化拡張パックの発売をもって一段落といったところでしょう。

そこで1ユーザーの立場として、約2ヶ月間のポケモンカードSMを振り返ってみたいと思います。とはいえ多くのユーザーが感じているであろうものと同じ、疑問・不満・懸念がいくばくか含まれます。個人の感想としてご覧ください。

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ポケモンカードSMシリーズの主な問題点

ポケカSMでこれまでにいくつか拡張パックや構築デッキが発売されましたが、それらを通して購入したユーザーとして感じている問題点です。カードの性能や環境にはふれません。

  • 1BOXにおけるRR以上の封入率低下
  • 再録カードの多さ
  • 発売時期の悪さ(強化拡張パック)

以上3点です。詳細は後述。なおこれ以外にも大型イベントの事前予約問題などがありますが、ここではふれません。

ポケモンカードの目指すところ

それでは具体的な問題点…の前に、ポケカにおけるメーカー・ユーザー(プレイヤー)の共通の目標を確認します。筆者はただの1ユーザーなので勝手に言うだけですが。

ざっくり言うと、それは「プレイヤーの増加」です。

もう少し細かく書くと、「既存プレイヤーの離脱を防ぐ」「新規ユーザーの参入増加・継続」です。この二つによりポケカプレイヤーは増加し、メーカーは利益を、ユーザーは安定したプレイ環境を得ることができます。以上を踏まえて以下、各問題点について。

1BOXにおけるRR以上の封入率低下

XY・XY BREAKでは拡張パック1BOXの収録パックが20パックでしたが、SMの「コレクション サン」「コレクション ムーン」では1BOXの収録パックが30パックに増えました(※「強化拡張パック サン&ムーン」は20パック)。

またXY・XY BREAKでは1BOXにおけるレアリティRR以上(主にポケモンEXのカード)の出現率が4(3の場合もあり)だったのですが、SMでは収録パックが1.5倍に増加したにもかかわらず4のままです(3または5という報告もあり)。

これはRR以上の封入率低下を意味し、強力なポケモンやレアカードが入手が困難になったこと、また実質的な「値上げ」とも言えます。

メーカーとしてはより多くの拡張パック購入を狙っての封入率変更だと想像できますが、ボックス購入をすることに価値を見いだせなくなり、購入を控えるユーザーも増えたかと思われます。

再録カードの多さ

次に再録カードの多さ問題。強化拡張パック「サン&ムーン」では発売前から再録が多いことが懸念されていましたが、この問題は「コレクション サン」「コレクション ムーン」とスターターパックの時から感じていました。

一例としては「ガルーラ」が挙げられます。3種のスターターパックのどれを買っても必ず入っているノンキラのガルーラ。しかし「コレクション サン」にもキラ(R)のガルーラが入っています。

スターターパックを買った初心者が、「次は拡張パックを買ってみようか」とパックを剥いて出てきたのはキラのガルーラ…。誰が喜ぶのでしょうか?コスモッグなど進化系はある程度仕方ないと言えるかもしれませんが、せめてキラカードはもう少し価値のあるカードにしても良かったのでは。

また強化拡張パック「サン&ムーン」では収録ポケモン42種のうち「コレクション サン」「コレクション ムーン」及びスターターパックからの再録が実に26種!半分以上です。

ルナアーラ・ソルガレオの進化前であるコスモッグ・コスモウム、同じくクワガノンGXの進化前であるアゴジムシ・デンヂムシなどは仕方のない部分もあるかもしれません。

しかし既にノーマルで出たシズクモ・オニシズクモ、スナバァ・シロデスナ、ナゲツケサル、アローラコラッタ・アローララッタなどは誰が喜ぶのでしょうか(2回目)。ナゲツケサル以外のポケモンはデッキへの採用率も決して高くはないでしょう。

全てが有用なカードでなければならないとは思いませんが、「強化拡張パック」という名称を付けるならばそれなりのラインナップにして欲しいもの。特にデッキの強化を期待して買った新規ユーザーはがっかりしたのでは。

そして今回特に印象的だったのは、強化拡張パックのとある1パックを剥いた息子の一言。「これ全部持ってる…」でした。新しいパックを買ったというのに驚きがないことが驚きです。せめてイラストが新規になっている、などの違いがあればコレクション性も上がったのですが、違いはキラであることだけ。手抜きと言われても仕方ありません。

発売時期の悪さ

これは特に強化拡張パック「サン&ムーン」に感じたことですが、この商品はスターターパックと一緒に発売するべきだったのではないか?ということ。

ジュナイパーGX・ガオガエンGX・アシレーヌGXを収録しているのであれば、スターターパックとそれを強化する拡張パックとしての相関関係が成り立ちます。両者を同時発売していればスターターパック1セットを強化拡張パックで強くする、という自然な流れが形成でき、ユーザーもランダム封入の拡張パックを開く楽しみを知ります。

しかし現実にはスターターパック発売から一ヶ月半後に強化拡張パックが発売され、各GXを4枚揃えたプレイヤー(特にジュナイパーGX)にとっては、もうとっくに持ってるカードなのに、何故再録するの?と疑問が湧きます。

また前述の再録問題とも重なりますが、既発売の商品からの再録が多数を占めるため、「強化拡張」なのに「強化拡張できていない」という事実もあります。特に新規プレイヤーは「また同じカードかよ…」とパック購入に嫌気がさしてしまうことも想像できます。

今後予想されること

以上の問題点から今後予想されることとしては、

  1. 拡張パックの買い控えが起こる
  2. シングルカードの価格が上がる
  3. 価格高騰に付いていけず離脱するプレイヤーが増える
  4. 拡張パックが売れず、店頭から消える
  5. ユーザーが減る

という流れです。

レアカードの封入率低下を懸念するプレイヤーは拡張パックの購入を避け、トレカショップでのシングルカード購入や、オークションサイトでのピンポイント購入に走ります。

次にショップ・オークションでのカード価格が高騰し、レアカードを揃えられない、または価値を見いだせないプレイヤーはポケカから離脱するでしょう。

拡張パックの買い控え、及びユーザー減少により店頭で売れなくなったポケカは、次第にコンビニや玩具店から姿を消すことに。

そもポケモンカードが人々の目に触れる機会が減り、ユーザーの減少に拍車がかかる。

…ちょっと悲観的過ぎますかね?

ただポケカ関連でネットを徘徊していると、「次弾はシングル買いで」「ボックス購入をやめる」といった意見が以前より増えているように感じます。

最後に

以上がSM環境の2ヶ月を振り返って感じたこと、考えたことです。正直、今のポケモンカードを初心者に「オススメだよ!」とは言い難いです。

トレーディングカードゲームはランダム封入というその性質から、トレカショップやオークションサイトでの売買が必然的に起こります。メーカー・ユーザー・サードパーティがバランスを取って継続・発展する部分が必ずあります。

メーカーとしては全て自社から購入してもらえれば言うことなしでしょうが、それを見越しての販売戦略は取っているでしょう。

ですがXY・XY BREAK、またはそれ以前から取れていたバランスが、いま、徐々に崩れていきそうな空気を1プレイヤーとして感じます。「ちょっとヤバイんじゃないのか…?」

単純に以前の状態に戻せばいい、という問題では無いかもしれませんが、一人でも多くのポケカプレイヤーが増え、一人でも多くのプレイヤーがゲームを楽しめるよう、今後の(株)ポケモンに期待したいところです。

サン&ムーンがポケモンカードの「終わりの始まり」にならないように。

なお上記はあくまでも一人のユーザーの愚痴・妄言を含むことを予めご了承ください。

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