個人ブログ向け。WordPressが使えるレンタルサーバー比較

レンタルサーバーとワードプレス(WordPress)でブログやCMSサイトを始めたい、という個人の方向けの記事です。

個人向けレンタルサーバー・法人向けレンタルサーバーなど多くのサーバーレンタルサービスがあり、また料金体系も様々です。

独自ドメインを取ってWordPressを始めてみようという個人の方向けに、WordPressが利用可能なレンタルサーバーをご紹介します。

なおプラン・月額費用等は、各レンタルサーバーの標準的なプランを選んでいます。

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公式サイト:エックスサーバー

表の見方

以下、レンタルサーバーの主要な仕様を表の中に記載しています。その中の項目の意味については下記をご参照ください。

月額費用1ヶ月にかかる費用です。カッコ内は契約期間です。
初期費用レンタルサーバー契約時にかかる初期設定費用等です。
ディスク容量レンタルできるデータ領域です。メール容量を兼ねているサービスが多いです。
転送量サーバーへのアクセスにおいて発生するデータ通信量の1日あたりの上限です。
WordPress
自動インストール
ワードプレス(WordPress)を自動でインストールする機能の有無です。
MySQLワードプレスの利用に必要なデータベースをいくつ利用できるか、です。ワードプレスが設置できる数とほぼ同義です。
マルチドメイン独自ドメインを設定できる数です。
サブドメイン「www」などのサブドメインを設定できる数です。
無料独自SSL無料で利用できるSSLの有無です。
無料お試し期間料金を払う前に無料で利用できる期間です。

また金額の記載がある場合は、特記している場合を除いて税込価格とお考えください。

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安定した性能のサーバー

月額料金が1,000円前後必要になりますが、安定した性能を提供してくれるレンタルサーバーです。それなりの規模・アクセス数のあるブログを目指すならば、最初からこれらのサーバーを利用しておいた方がのちのちの運営が楽になります。

エックスサーバー

当ブログ管理人も長年お世話になっているレンタルサーバー「エックスサーバー(Xserver)」。ブログ初心者から中級者まで、安心してオススメできるサービスです。

月額費用1,100円(スタンダードプラン12ヶ月契約の場合)
初期費用3,300円
ディスク容量300GB
転送量600GB/日
WordPress
自動インストール
あり
MySQL50個
マルチドメイン無制限
サブドメイン無制限
無料独自SSLあり
無料お試し期間10日間

プランは下からスタンダード・プレミアム・ビジネスの三種類。ブログを始めたての頃はスタンダードで充分。管理人もスタンダードプランを利用しています。

サーバーのレンタル料金は、12ヶ月契約ならばひと月あたり1,100円。初年度は初期費用3,300円がかかりますが、2年目からは月額費用のみで運用できます。36ヶ月契約ならば月額990円まで費用を抑えることができますが、まずは1年契約がオススメ。

ディスク容量300GBは、1,000円前後でレンタルできるサーバーの中では比較的多め。使い切れないぐらいの容量と言っていいでしょう。

転送量は1日あたり600GBで、必要十分。アクセス過多でサーバーが止まる心配はほぼ無いのでは。複数ブログの運営も安心です。

マルチドメイン・サブドメインは無制限。また独自SSL(HTTPS)も無料SSLが用意されていますので、費用を抑えることができます。

また2017年9月より高速Webサーバー「nginx(エンジンエックス)」を導入し、併せて「HTTP/2」にも対応。従来よりも安定・高速な環境になりました。1ユーザーとして嬉しい限りです。初心者から中級者まで幅広くオススメできるレンタルサーバーです。

より詳しい仕様等については公式サイトよりご確認ください。

公式サイト>> エックスサーバー

ColorfulBox(カラフルボックス)

カラフルラボの提供するレンタルサーバーサービス「ColorfulBox(カラフルボックス)」。比較的若いサービスですが、その分、最初から高速化・無料SSL・SSDなどを装備。月額1,000円前後のレンタルサーバーとして十分な性能を持っています。

月額費用BOX2
1,166円(12ヶ月契約の場合)
980円(24ヶ月契約の場合)
968円(36ヶ月契約の場合)
その他1・3・6ヶ月契約あり
初期費用無料(1ヶ月契約の場合は2,200円)
ディスク容量300GB
転送量18TB/月
WordPress
自動インストール
あり
MySQL無制限
マルチドメイン無制限
サブドメイン無制限
無料独自SSLあり
無料お試し期間30日間

プランはBOX1からBOX8までの8段階。その中から、個人向けプランで人気のBOX2をご紹介。

初期費用無し(※1ヶ月契約のぞく)で、月額料金1,000円強。ディスク容量300GB、6GBメモリ、月間転送量18T、MySQL無制限と、充実の機能を持つColorfulBox。WordPressでのブログ運営がしやすい、自動インストール機能も標準装備しています。

独自ドメインの取得もバリュードメインと連携し、ColorfulBoxサービス内で可能。レンタルサーバーとドメイン取得を同一サービス内で行える会社は、エックスサーバーなど含め少数。一つのサービスで管理・料金支払が完結できるのは便利です。

そしてColorfulBoxの大きな特徴は、「地域別自動バックアップ」を標準搭載していること。これはデータ保存先とバックアップ保存先を、東京/大阪から選択できる機能。

つまりメインとバックアップを2箇所に分散して保存することで、災害・緊急時の安全性を確保しています。これは同クラスのレンタルサーバーサービスとしては、先進的な機能です。

また有料のサービスとして、サイトのセキュリティを高める「サイトロック」、動画・画像の高速化や負荷分散に力を発揮する「サイトロックCDN」を提供。個人ブログとしては少し贅沢なオプションですが、サイト運営の種類によっては大きな力となるでしょう。

ほか、サーバーを乗り換えたいユーザーのために、有料のWordPress移行代行サービスも提供されています。

公式サイト>> ColorfulBox(カラフルボックス)

ヘテムル

インターネット関連の老舗サービス・GMOペパボ株式会社の提供するレンタルサーバーサービス「ヘテムル」。個人が使うレンタルサーバーとしてはスペック高めのレンタルサーバーです。

※ヘテムルは2017年10月に料金改定など全面的にリニューアルしました。

月額費用ベーシックプラン
1,210円(3ヶ月契約の場合)
1,100円(6ヶ月契約の場合)
990円(12ヶ月契約の場合)
935円(24ヶ月契約の場合)
880円(36ヶ月契約の場合)
初期費用2,200円
ディスク容量200GB
転送量160GB/日
WordPress
自動インストール
あり
MySQL70個
※ヘテムルWebサイトでは「データベース」表記
マルチドメイン無制限
サブドメイン利用可能
無料独自SSLあり
無料お試し期間15日間

2017年10月にプランを一新、リニューアルした「ヘテムル」。以前はエックスサーバー、wpXと較べて高機能な分、割高でしたが、リーズナブルなベーシックプランが導入され利用しやすくなりました。上記はヘテムル「ベーシック」プランの場合。他に「プラス」プランがあります。

ベーシックプランでは以前は256GBだったディスク容量が200GBになるなど若干のスペックダウンが見られますが、その分初期費用と月額利用料が大幅に下がりました

12ヶ月契約で月1,000円を切る価格でこのスペックは必要十分。エックスサーバーと比較してもまったく遜色がありません。

WordPressは簡単インストール対応。またWordPress以外にもXOOPS・baserCMS・EC-CUBE・PostMail・MediaWikiなどの各種CMS・パッケージプログラムの簡単インストールが可能です。

それ以外にもconcrete5・Drupal・MobavleType・SOY CMSなど各種CMSプログラムの動作について確認済み。WordPress以外にもいろいろ試してみたい、という方も安心して利用できます。

またリニューアルに伴って無料独自SSL「Let’s Encrypt」に完全対応。SSL化が必須となりつつあるブログ運営にとって大きな魅力。

サーバーの記憶領域は大容量オールSSDで急激なアクセス負荷にも対応。またWordPressを動かすPHPはCGI版PHPよりも高速なモジュール版PHPを採用。

その他、並列して複数のリクエストをさばくことのできるHTTP/2対応など、高速化に対する配慮をサービスに取り入れています。WordPress初心者からブログ上級者まで、幅広いユーザー層に応えるレンタルサーバーと言えるでしょう。

より詳しい仕様等については公式サイトよりご確認ください。

公式サイト>> ヘテムル

mixhost

2016年にサービスを開始したレンタルサーバーサービス「mixhost(ミックスホスト)」。運営はアズポケット株式会社。2017年12月にサービス内容を改訂しました。以下はスタンダードプランの場合です。

月額費用968円(スタンダード36ヶ月契約の場合)
1,078円(スタンダード12ヶ月契約の場合)
初期費用無料
ディスク容量SSD250GB
転送量18TB/月
WordPress
自動インストール
あり
MySQL無制限
マルチドメイン無制限
サブドメイン無制限
無料独自SSLあり
無料お試し期間10日間

新興のレンタルサーバー「mixhost」。スタンダードプランならばエックスサーバーとほぼ同額の月額費用です。

Webサーバーは日本で初めて「LiteSpeed Webサーバー」を採用。エックスサーバーやwpXは高速化対応としてnginxを採用しているのに対し、独自の高速化を図っています。

また初期費用無料なので、他のレンタルサーバーサービスに較べて初年度の料金がお得。上位のプランとしてプレミアムプランが用意されています。

mixhostではオプションとして、WordPressの移転代行サービスがあります。他のレンタルサーバーからMixHostに移転したいけど、やり方がよくわからなくて不安、という方のサポートにも対応しています。

新しいレンタルサーバーサービスということで、既存のサービスといろいろ差別化の見えるMixHost。リーズナブルな価格で高機能なサービスを使えるのはブログ初心者に嬉しいところです。

公式サイト>> MixHost

私も別ブログでMixhostを利用中です。

レンタルサーバー「mixhost」でWordPressインストールのメモ
本ブログは長らくエックスサーバー(Xserver)を利用していますが、ちょっと浮気…じゃなくって、別のサーバーでWordPressブログを立てたい案件があったので、レンタルサーバー「mixhost(ミックスホスト)」を使ってみました。 公...

低価格で運営できるサーバー

上記で挙げたレンタルサーバーよりも比較的低価格で運営できるレンタルサーバーです。WordPressでのブログ運営や、そもそもブログが初めてという方は、低価格のレンタルサーバーから始めてみるという手もあります。

ロリポップ!

低価格レンタルサーバーとして長年の運営実績があるロリポップ!200万サイト以上の利用実績を誇ります。

月額費用550円(スタンダードプラン6ヶ月以上契約の場合)
初期費用1,650円
ディスク容量150GB
転送量200GB/日
WordPress
自動インストール
あり
MySQL50個
マルチドメイン200個
サブドメインドメイン毎に500個
無料独自SSLあり
無料お試し期間10日間

低価格レンタルサーバーの代表格「ロリポップ!」。表内のスタンダードプランの一つ下のプラン「ライトプラン」でもWordPressが利用可能ですが、スタンダードプランならWordPressをより高速に稼働できるモジュール版PHPを使えます。また電話サポートがついてくるのはスタンダードプランからです。

月額費用・初期費用を見ても低価格であることは一目瞭然。またディスク容量150GB・転送量200GB/日も価格以上の性能です。

ただレンタルサーバーの性能はやはり価格と比例するという面もあります。パソコンの購入などと同じですね。ロリポップ!の質が悪いということではなく、より安定感のあるブログ運営するためには、上位のサービス利用をオススメします。ロリポップ!をメインにしてブログを展開するのは厳しいかもしれません。

反面、低価格であることを利用してWordPressやブログ運営のあれこれを試してみる、という使い方に打ってつけ。また6ヶ月の利用契約から利用価格が550円に下がるので、ブログ運営に自信の無い方がお試しで使う、というのにも最適。

いきなり高額のレンタルサーバーを年間契約するよりも、まずはロリポップ!でいろんなことを試してみる、といった利用の仕方に向いているレンタルサーバーです。

公式サイト>> ロリポップ!

JETBOY

ミニSSDプランならば月額290円から利用できるお得なレンタルサーバー「JETBOY」

月額費用319円(ミニSSDプラン年契約時の月額費用)
638円(ファーストSSDプラン年契約時の月額費用)
初期費用1,100円(ミニSSDプラン)
1,650円(ファーストSSDプラン)
ディスク容量5GB(ミニSSDプラン)
20GB(ファーストSSDプラン)
転送量無制限
WordPress
自動インストール
あり
MySQL3個(ミニSSDプラン)
20個(ファーストSSDプラン)
マルチドメイン10個(ミニSSDプラン)
無制限(ファーストSSDプラン)
サブドメイン20個(ミニSSDプラン)
無制限(ファーストSSDプラン)
無料独自SSLあり
無料お試し期間14日間

オールSSDのレンタルサーバーが最安319円という激安価格で利用できる「JETBOY」。最安値のミニSSDプランの容量は5GBですが、WordPressの利用が初めてという方や、あまり画像をアップする予定が無いという方にとっては必要十分なスペースです(実際そんなに使いません)。

また一番下のプラン(ミニSSDプラン)では少し不安、という場合は、ファーストSSDプラン、スタンダードSSDプラン、またより高位のプランも用意されています。スタンダードSSDプランは年契約時の月額料金が1,078円とほぼエックスサーバーと同等。プランが上がるに従って、CPU性能やメモリの割当などサーバー性能がアップします。

Webサーバーは多くのレンタルサーバーで採用されているApacheではなく、LiteSpeedを採用。Apacheの3倍以上の応答速度があり、また.htaccessなどもそのまま利用可能。HTTP/2にも対応しています。

転送量についてもミニSSDプランから「無制限」なので、急なアクセス増加にも対応しています(※共用サーバーなので、極度に帯域が逼迫される場合には帯域制限がかかる可能性があります)。

サービス自体は比較的歴史が浅いレンタルサーバーですが、それだけに最新の技術を柔軟に取り入れているという印象。これからWordPressでのブログ運営を始めたい、という方は契約候補に入れておきたいところ。JETBOYのサイトではより詳しい情報が掲載されているので、チェックしてみてください。

公式サイト>> 【JETBOYレンタルサーバー】

さくらのレンタルサーバ

ロリポップ!と同じく低価格での運用ができるレンタルサーバー「さくらのレンタルサーバ」

月額費用524円(税込み。スタンダードプラン12ヶ月払いの時の月額費用)
初期費用1,048円(税込み)
ディスク容量100GB
転送量160GB/日
WordPress
自動インストール
あり
MySQL50個
マルチドメイン200(初期設定ドメイン含む)
サブドメイン利用可能
無料独自SSLあり
無料お試し期間14日間

ロリポップ!とほぼおなじ価格帯で利用できる「さくらのレンタルサーバ」スタンダードプラン。ディスク容量100GB・1日あたりの転送量160GBと、個人で使うレンタルサーバーとしては充分なスペックを備えています。初期費用が安いのも初心者にはありがたいですね。

ただ私が個人的にさくらのレンタルサーバを利用していた時、若干WordPressの動作にひっかかりを感じました(ページの表示がやや重い)。WordPressはPHPというプログラムを利用して動いているのですが、PHPの動作がやや重たいのかもしれません。

またかんたんインストールを利用する時は、ドメインの直下にWordPressをインストールできない、といった仕様も特殊です。

一方、さくらのレンタルサーバのメリットは「再販」が自由なところ。つまり自分が借りたデータ領域を、他の人に営利目的で貸すことができます。

低価格で運営の歴史も長い老舗レンタルサーバーであるさくらのレンタルサーバ、メインとして使うよりは、サブ的な使い方をした方が良いかもしれません。

公式サイト>> さくらのレンタルサーバ

まとめ

以上、個人ブログを解説したい方向けに、WordPress(ワードプレス)が使えるレンタルサーバーを比較してみました。

私のイチオシはやはりこのブログで利用しているエックスサーバー。エックスサーバーと同価格帯ではMixHostも候補に入ってきます。

またブログ・WordPressが初めてという方や、長く続けられるか自信の無い方は、低額で運用できるサービスという選択肢もあるでしょう。

ただブログを長く続けたい、続けられる可能性がある、とお考えの場合は、最初から月額1,000円前後のプランを選んでおくのがオススメです。低料金のサーバーの場合はアクセスが増えた時、パフォーマンスに不満がある時などは、サーバーの移転も視野に入ってきます。ですが移転にはそれなりの手間がかかります。

その点、高性能なサーバーならば常時良いパフォーマンスを発揮してくれるので安心。また広告を導入していれば、月額料金をまかなえる程の収入が入ってくるでしょう。先を見据えてのレンタルサーバー選びをオススメします。

※本記事に記載の内容は私が独自に調査をしたものです。記載内容については注意をしておりますが、各サービスの提供内容は随時変更される場合があります。各サービスの詳細については、リンク先にて最新の内容をご確認いただくよう、お願いいたします。


本ブログはレンタルサーバー「エックスサーバー」にて稼働中です。

公式サイト:エックスサーバー

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