WordPressでブログを作りたいけど、忙しくてなかなか時間が取れない…。
という方のための、「休日一日でWordPressブログをサクッと作る方法」です。
作業内容としては、
- レンタルサーバーの申し込み+WordPressインストール
- WordPressブログの最低限の設定
になります。
実際はこれらの作業には一日もかかりません(かかっても1~2時間ぐらい)が、ドメインの反映やレンタルサーバー側の設定で若干時間が必要な部分もあるので、このようなタイトルで。
休日までにしておくこと
ドメインの取得やレンタルサーバーの契約など、実際の作業は休日にまとめてしますが、下記の内容は実施日までに考えておきましょう。
- どんなブログにするか
- ブログに表示されるニックネーム
- 独自ドメイン名
特に独自ドメイン名は、一度取得すると変更が効ききません。また「.com」や「.net」などによっても取得できる名前が変わってきます。
などのドメイン取得サービスで、事前に取得可能なドメイン名をチェックしておきましょう。
エックスドメインの画面より。入力フォームに希望のドメインを入れ検索すると、取得可能なドメインの一覧が表示されます。
なおドメインの末尾(最後のピリオドより後ろ)に迷うようでしたら、素直に「.com」「.net」あたりの取得がオススメです。
※実際のドメイン取得については、後述する「WordPressクイックスタート」等での取得がオススメです。
WordPressブログの作成手順
ここからは、具体的なWordPressブログの作成手順です。と言っても、特段むずかしいことはありません。
利用するのは、レンタルサーバーで提供されている「WordPressクイックスタート」という機能。これを使えば、
- レンタルサーバーの本契約
- 独自ドメインの取得・設定
- SSL(https://~)の設定
- WordPressブログのインストール
が一つの流れで完了します。
この機能を使わなくても、ドメインの取得やWordPressのインストールはできますが、「間違いの無い作業+出来る限りの時間短縮」という点では、この機能の利用がオススメです。
エックスサーバーの場合
WordPressクイックスタート機能を実装しているレンタルサーバー「エックスサーバー」を例に、申し込み画面を見てみます。
上記画面で「WordPressクイックスタート」を「利用する」にチェックすると、WordPressクイックスタートでの申込みとなります。このまま画面内の案内に従って手順を進めると、WordPressブログのインストールまで完了します。
ただし設定上の問題で、申し込みが完了してからWordPressブログが確認できるまで、最大1時間程度かかる場合があります。案内メール等に記載されているURLが確認できるまで、コーヒーでも飲みながらゆっくりお待ちください。
なおエックスサーバーでWordPressクイックスタートを利用する場合は、
- クレジットカードが必要
- 試用期間(10日間)は無し
ということにご注意ください。ドメインを取得する以上、どうしても申し込みと本契約を同時に行う必要があるから、と思われます。
また契約プランは「X10(一番下のプラン)の12ヶ月契約」がオススメ。X10プランでも必要十分以上のスペックがあり、また12ヶ月契約のプランで月額料金がキリのいい「1,000円(税抜)」となるからです。
24ヶ月・36ヶ月契約をするとよりお得になりますが、初めてのブログ契約ならば様子を見て、1年契約が良いのではないでしょうか。
エックスサーバー以外
上記はエックスサーバーの例でしたが、エックスサーバー以外にも「WordPressクイックスタートに類する機能」を提供しているレンタルサーバーがあります。
下記はレンタルサーバーの例です(カッコ内は機能名)
- ColorfulBox(カラフルボックス)
(WordPress快速セットアップ)
- mixhost
(WordPressクイックスタート)
これらもエックスサーバーと同じく、申し込み完了と同時に本契約となります。詳しい利用方法については、各サービスの詳細をご覧ください。
WordPressの設定(最低限)
こんな感じで、レンタルサーバーの契約・独自ドメインの取得・WordPressのインストールは、WordPressクイックスタートによりワンステップで完了します。
が、安心・安全なWordPressブログライフを送るには、もうひと手間。実際にWordPressブログにログインして、「セキュリティを高める設定」をしておきましょう。具体的には2つのプラグインをインストールし、機能を有効化します。
SiteGuard WP Plugin
まずひとつ目に、「SiteGuard WP Plugin」をインストール・設定します。このプラグインを入れることで、WordPressのログインがより安全になります。
まずはWordPressにログインします。通常のログインURLは「ドメイン名/wp-login.php」となっていると思います。
ログインしたら、左メニューの「プラグイン」から「新規追加」を選んで移動します。
プラグインの「新規追加」画面右側の「キーワード」横にある入力欄に、「SiteGuard WP Plugin」と入れます。
するとプラグイン「SiteGuard WP Plugin」が表示されるので、ブロック右上の「今すぐインストール」よりインストール、完了したら有効化してください。
「ログインページが変更されました。」と表示されるので、その横にあるリンク「新しいログインページURL」をクリックします。
すると一度ログアウトして、「ドメイン名/login_00000」という新しいログインURLに移動します(5桁の数字の部分はランダムで設定されます)。確認メールも送信されているはずですが、こちらをブックマークしておきましょう。
こちらはURLも変わり、ログインに「日本語4文字の入力」が要求されるので、特に海外からの不正アクセスに強くなっています。
再びログインして、左メニューにある「SiteGuard」項目をクリック、「SiteGuard WP Plugin」のダッシュボードに移動します。
デフォルトですでに各種設定が行われており、このままでも問題ないのですが、一番上の「管理ページアクセス制限」を有効化しておくと、より安全です。
「SiteGuard WP Plugin」のインストール・設定は以上です。
Edit Author Slug
もうひとつ、プラグイン「Edit Author Slug」をインストール・有効化しておくと、ログインユーザーIDの漏洩を防ぐことができ、WordPressがより安全になります。
WordPressではブログURLの後ろに「?author=1」を付けると、ログインユーザーIDが表示される仕様なのですが、これを隠す働きをしてくれます。
プラグインの新規追加より「Edit Author Slug」を検索し、インストール+有効化を行います。
次に左メニューから、「ユーザー」をクリック。
ユーザー画面に移動します。自分ひとりしかいないので、ユーザー名にマウスオーバー、「編集」をクリックします。
プロフィール画面に移動するので、少し下がって「ニックネーム(必須)」「ブログ上の表示名」を編集します。
実はこれは「Edit Author Slug」とは関係ないのですが、ブログ上からログインIDを隠すためにやっておいた方が良い設定です。公開してもよいニックネームをまず(1)に入力。すると(2)に選択肢として現れるので、それを選択状態にします。
さらに一番下までいくと「Edit Author Slug」の設定があります。「カスタム設定」にチェックが入る状態で、入力欄に任意の半角英数字を入力します(見られても構わない文字です)。設定したら、「プロフィールを更新」で保存します。
試しにブラウザのアドレス欄で、ドメインに続いて「?author=1」を入力、Enterしてください。「/author/(カスタム設定で入力した内容)/」が表示されていれば完了です。
余力があれば…
以上でWordPressブログの「最低限の設定」は完了です。開設したてでアクセスはほとんど無いでしょうが、一応WEBに公開しているコンテンツではあるので、セキュリティを高めておくに越したことはありません。
「WordPressクイックスタート」によるレンタルサーバー契約+独自ドメイン取得+WordPressブログ開設から、おそらく2時間も経っていないと思います。あとは本格的なブログの設定やカスタマイズ、記事の作成などを、時間の空いた時にやっていきましょう。
もし余力があるならば、WordPressのテーマを入れておいても良いかもしれません。無料で使えるWordPress用のテーマは、
などがあります(Cocoonは完全無料、下2つは有料のプラグインあり)。ほか、無料のテーマは多数公開されていますので、お好みのものをお使いください。
また「不完全な状態でWordPressを公開しておきたくない」という場合は、プラグイン「WP Maintenance Mode」をインストールすると良いでしょう。
有効化したあと、左メニューの「WP Maintenance Mode」から設定画面へ移動します。
デフォルトでステータスが「無効化」になっているので、「有効化」にチェックを入れて保存します。
するとブログにアクセスがあった時に、上記のようなメッセージが表示されます。なおWordPressにログインしている時は通常の画面が表示されるので、設定やカスタマイズの反映状態は随時確認できます。
まとめ
以上、お休みを利用してWordPressブログをサクッと作る手順+最低限の設定、でした。
なお記事内では「エックスサーバー」のWordPressクイックスタートを中心にご紹介しましたが、もちろん他のドメイン取得サービスで独自ドメインを取り、別のレンタルサーバーに設定、WordPressブログをインストールしても構いません。あくまでも一例ということで。
個人的には長年エックスサーバーを利用しており、また管理画面が非常にわかりやすいのでオススメです。一度チェックしてみてください。
主な独自ドメイン取得サービスはこちら
主なレンタルサーバーサービスはこちら
コメント