月額250円からWordPressブログを運用できる低価格レンタルサーバー「ロリポップ!(LOLIPOP!)」に、2019年9月から高速表示に対応したハイスピードプランが追加されました。
ロリポップ!と言えば、月額1,000円前後で使える中堅どころのレンタルサーバーより、もう少し格安で利用できるサーバー。低価格で利用できる分スペックもそれなり、という印象でしたが、従来プランより高速化を意識したハイスピードプランの登場により、見方が変わりそうです。
ハイスピードプラン概要
ロリポップの新プラン「ハイスピード」は月額1,000円(※6ヶ月以上の契約時)より利用可能。下記のような特徴を持っています。
- オールSSD
- WebサーバーにLiteSpeedを採用
- サイトの高速表示を図る「ロリポップ!アクセラレータ」搭載
また
- SSD容量200GB
- 転送量100GB/日
- 電話サポートあり
- 独自SSL無料
と、同程度の価格で利用できる他社プランと遜色ない機能を備えています。
プラン比較
ロリポップ!ハイピードプランを、同サーバーの他プラン、および本ブログも利用しているエックスサーバーのX10プランと比較してみます。
なお価格表示はいずれも税抜です。またロリポップ!は6ヶ月以上の契約、エックスサーバーは6ヶ月契約をした場合の価格です。
スタンダード | ハイスピード | エックスサーバーX10 | |
初期費用 | 1,500円 | 3,000円 | 3,000円 |
月額費用 | 500円 | 1,000円 | 1,100円 |
無料お試し期間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 |
ディスクスペース | HDD120GB | SSD200GB | SSD200GB |
転送量目安 | 100GB/日 | 100GB/日 | 70GB/日 |
Webサーバー | Apache | LiteSpeed | nginx |
独自ドメイン | 100個まで | 無制限 | 無制限 |
無料独自SSL | あり | あり | あり |
電話サポート | あり | あり | あり |
ロリポップ!でWordPressが使えるプランは、下からライト・スタンダード・ハイスピード・エンタープライズの4種。エンタープライズは月額2,000円~のプロ仕様なので、個人契約であればスタンダードまたはハイスピードあたりが選択肢となります。
それを踏まえてハイスピードが他プランと異なるのは、ディスクスペースにSSD、WebサーバーにLightSpeedを採用していること。ロリポップでSSDを採用しているのはハイスピード以上、またLightSpeedを採用しているのはハイスピードだけ、です。
このことからも、ハイスピードがレンタルサーバー他社の、同価格帯のプランを意識していることが窺えます。なお一点、ロリポップ!のスタンダードプラン以下よりも、初期設定費が高いことにご注意ください。
まとめ
以上、9月からロリポップ!レンタルサーバーに追加になったプラン「ハイスピード」の概要でした。同社のスタンダードプランなどと比較すると、これまで他社と競合しなかったところに本格的に力を入れてきたな、という印象です。
月額1,000円前後の予算でレンタルサーバーをお探しの方は、選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
公式サイトはこちら:ロリポップ!
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