「WordPressでブログを始めたい!」「レンタルサーバーで個人サイトを開設したい!」けれど、「レンタルサーバーのプランや契約期間についてどれを選んだら良いかわからない!」と思われることは無いでしょうか。
料金が発生する話なので、契約期間やプランの選び方は迷うところ。私も今でこそ一つのレンタルサーバーに落ち着きましたが、レンサバを選ぶ時はいろいろ迷いました。
っていうか実際に失敗もしましたw。
そんな経験も踏まえて、初めてレンタルサーバーを契約して個人サイトを作る!という方向け、「レンタルサーバーの契約期間・プランの選び方のポイント」です。
なお下記に記載しているレンタルサーバー各社のプランや料金は、記事作成当時のものです。実際にご利用される場合は、サービス提供元にて最新の内容をご確認ください。
個人サイトでレンタルサーバーのプランはどれを選ぶ?
多くのレンタルサーバーでは「スタンダード」「プレミアム」のように、複数のプランが用意されています。その中から「個人サイトはどのプランを選ぶと良いか?」という「プランの選び方」です。
記事中に記載の料金は、特別記載の無い限り「税込み」としてご覧ください。
レンタルサーバー各社のプラン例
プラン選択の具体例として、私が利用しているレンタルサーバー「エックスサーバー」「シン・レンタルサーバー(※エックスサーバーの兄弟的なレンタルサーバー)」と、同じクラスのプランを提供している「ロリポップ!」を見てみます。
各項目に記載の月額料金は「12ヶ月契約の場合」です。
いずれも上位のプランほど、ディスクスペースや転送量の上限が増える、といったスペックの違いがあります。
エックスサーバーの場合
まず【エックスサーバー】から、各プランをチェックしてみます。
エックスサーバーには「スタンダード・プレミアム・ビジネス」の3つのプランがあり、12ヶ月契約した場合の月額料金はそれぞれ「1,100円・2,200円・4,400円」です。
いずれのプランも高機能ですが、例えば「月額2,200円のプレミアム」は、「個人サイトで使う初めてのレンタルサーバー」としてはちょっとお高いですよね。
エックスサーバーの場合は最下位プランですが、初めはスタンダードプランで問題なし。過去に月額500円程度の格安サーバーを使っていたことがありますが、それと較べても料金以上の性能が提供されていると感じます。
公式サイト:エックスサーバー
シン・レンタルサーバーの場合
次に【シン・レンタルサーバー】。これは料金的に「ベーシック(月額880円)」か「スタンダード(月額1,780円)」の二択。
公式サイトはスタンダードをおすすめのプランとしているのですが、個人サイトのレンタルサーバー利用であれば、ベーシックで必要充分です。
なお、スタンダードの方がベーシックより性能は上なので、価格差を理解した上でベーシックプランを選択するのはアリです。この辺は予算とお好みで。
公式サイト:シン・レンタルサーバー
ロリポップ!の場合
最後、低価格プランが用意されている【ロリポップ!】のケース。
ロリポップ!では、エコノミー・ライト・ベーシック・エンタープライズの4プランが用意されています。
この中から、「WordPressが使えないエコノミー」と「法人向けのエンタープライズ」を除く、「ライト・ベーシック」の2プランを見てみます。
- ライト:月額418円
- ベーシック:月額990円
公式サイトのスペックを見ると、ライトは「最低限WordPressブログが作れれば良い」というプラン。
ロリポップ!公式では「ベーシック」を推しており、実際スペックとしても、「競合他社の月額1,000円程度のプラン」を意識したものになっています。
「おためしで個人サイト・WordPressブログを作ってみたい」という場合は低価格な下位プランでも良いのですが、しっかりブログを作るならば、ロリポップ!ではベーシックがオススメです。
公式サイト:ロリポップ!
オススメのプラン選択は?
上記のようにレンタルサーバー各社では、個人ユーザーの利用しやすい「12ヶ月契約で月額料金1,000円前後のプラン」を、メインの選択肢として用意。
各社この価格帯に注力しており、スペック的にも格安レンタルサーバーとは差別化したものを提供。価格と性能のバランスが取れたプランになっています。
ビジネス的なプランは別扱いとして、多くの個人ユーザー、特に初心者にとっては、プレミアム的なプランは金額でも性能でもややオーバースペック。かといって安すぎるプランだと、ブログが稼働してからストレスを感じることがあります。
その点「月額1,000円前後のスタンダード的なプラン」ならば、個人サイトとしてスペック的にも金額的にも「ちょうどいい感じ」の運用ができます。ご紹介した以外のレンタルサーバーでも、だいたい同じぐらいのクラスを選ぶと良いでしょう。
契約期間はどれぐらいが良い?
次にレンタルサーバーの契約期間について。
多くのレンタルサーバーでは「最短1ヶ月から最長36ヶ月程度」の契約期間が用意されており、長期契約を選択するほど月額料金がお得になる傾向にあります。
それを踏まえて、レンタルサーバーを契約する期間はどれぐらいが良いか?をチェックしてみます。
契約期間と料金設定の例
契約期間と料金設定について、エックスサーバーの「スタンダード」プランを例に見てみます(表示価格はいずれも税込)。
契約期間 | 合計支払い料金 | ひと月あたりの料金 |
---|---|---|
3ヶ月 | 3,960円 | 1,320円 |
6ヶ月 | 7,260円 | 1,210円 |
12ヶ月 | 13,200円 | 1,100円 |
24ヶ月 | 25,080円 | 1,045円 |
36ヶ月 | 35,640円 | 990円 |
契約時には、「それぞれの期間分の料金」を前払いします。例えば3ヶ月契約なら3,960円、36ヶ月契約なら35,640円を支払いします。
仮に3ヶ月契約を12回(=36ヶ月分)繰り返し支払うと「47,520円」となり、36ヶ月契約「35,640円」と単純に比較すると、1万円以上の差がでます。
長期契約のデメリット
「それだったら36ヶ月契約の方がお得じゃん?俺は36ヶ月分をバーンと払っちゃうぜ!」
…という選び方でも問題はないのですが、長期契約にはデメリットもあります。
一番はブログを途中でやめてしまうことでしょうか。レンタルサーバーを3年契約したけど、ブログを途中で更新しなくなった、となったらもったいないですよね。
またレンタルサーバーを変更したいと考えたり、レンタルサーバーのサービス自体が終了する可能性も、ゼロではありません(※ここでご紹介したレンタルサーバーは長年の運用実績があり、その心配はほとんどありませんが、あくまでも可能性として)。
オススメの契約期間は?
そんな自分の経験も踏まえて、個人サイトのレンタルサーバー契約期間は、基本的には12ヶ月(1年)を選ぶのが、バランスが取れていて良いと思います。
プラン例でもご紹介したように、各レンタルサーバーでは「(1年契約時の月額料金が)約1,000円ぐらい」のプランに注力。コスパの良いパッケージが提供されています。
ユーザーとしても、「月々の運営費がだいたい1,000円ぐらい」というのはお手頃と言えるでしょう。
また実際のブログ運営を考えても、数ヶ月で結果が出ることは「まれ」。半年~1年ぐらいのスパンで徐々に記事を増やしていき、その結果アクセスが付いてくる、というぐらいの感覚だと、楽しくブログ運営ができると思います。
ほかレンタルサーバー各社では値引きやキャッシュバックなど、キャンペーンを随時開催していますが、その対象が「12ヶ月以上の契約」であることが多いです。キャンペーンを利用する場合は、対象となるかどうか良く確認してみてください。
まとめ
以上「個人サイトにおけるレンタルサーバーのプラン・契約期間の選び方」でした。まとめると、
「レンタルサーバー各社が注力している『12ヶ月契約で月額1,000円程度のプラン』が、コスト的にもパフォーマンス的にもバランスが良い」
というところです。ちなみに私は一番最初にレンタルサーバーを契約した時、何を思ったかまあまあハイスペックな月額2,000円超えのプランを1年契約。結局ほとんど更新せずに終わった…という苦い過去があります。
だから最初は「12ヶ月契約で月額約1,000円ぐらいのプラン」を心から推奨(笑)します。
なお多くのレンタルサーバーで同様のプランが提供されていますが、個人的にはこのブログが稼働している「エックスサーバー」がオススメ。実際にスムーズな表示がご確認いただけていると思います。
エックスサーバーは特に「WordPressクイックスタート」が便利。独自ドメイン(12ヶ月以上の契約でひとつ無料)が設定済みのWordPressブログが、短時間で完成します。公式サイトでも詳しく紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。
公式サイト:エックスサーバー
コメント