約1ヶ月ほど、GoogleのChrome OSを搭載したノートPCであるChromebook(クロームブック)を、サブPCとしてではありますが使ってみて感じたメリット・デメリットをまとめました。なお使用感の比較はWindowsのノートPCです。
Chromebookのメリット
起動が早い
電源オフからの起動時・スリープ回復時に関わらず、起動が早いです。電源オフからでも約10秒ほどで起動するので、パソコンの起動時間に感じるストレスをほとんど感じません。メインのWindowsPCを起ち上げている間にChromebookでメールチェックだけ先にしたり(笑)。ただWi-fiにつながる時間は別途かかります(数秒程度ですが)。
OSが自動でアップデート
Chrome OSは更新があった時に自動でアップデートされ、PCの状態を常に最新に保ってくれます。また更新時の動作も非常に軽い。私のメインPCであるWindowsのアップデートと比較すると、雲泥の差です。セキュリティ面に関しても安心感がありますね。
Googleのサービスを利用していると便利
Chromebookを使う、ということで当然Googleアカウントを利用しているのは当然だと思うのですが(ゲストアカウントもあるけど)、今まで別PCでChromeブラウザをGoogleアカウントにログインして使っていると、それらの設定がChromebookのChromeブラウザにも引き継がれます。インストール済みの拡張機能やブックマークなど、Google側に保存している情報であれば自動で同期してくれるので、ChromebookとメインPCでのブラウザ使用に関する差異を感じることがありません。
Chromebookのデメリット
アプリケーションの利用
Chromebookは基本的に全ての動作をChromeブラウザ上で行うのでパソコンにインストールして使うタイプのソフトは使用できません。MicrosoftのOffice系ソフトやAdobeのドロー系ソフトは現状Chromeブラウザ用には提供されていないので、それらのソフトの機能が必要な時は、Chromeブラウザで動く同等のソフトを利用する必要があります。
パソコン周辺機器の利用
現在パソコン周辺機器は多数発売されており、家庭や会社でそれらを利用している方も多いと思いますが、それらの資産がChromebookでは利用できない可能性が、少なくとも現状では高いです。ワイヤレスマウスの利用について当ブログでもエントリーを書きましたが、マウス自体は使えてもメーカーがツールをChromebook用に提供していなかったので、マウスに関する設定が利用できませんでした。パソコンで特定の周辺機器を使う必要がある、という方は要注意です。
Chromebookで利用できないネットサービスがある
例えばWindowsPCを使っていて、Chromeブラウザで利用できないWebサービス(←あるんです)があれば、例えばInternetExplorerを利用するなどして回避することができます。ただChromebookからのアクセスで利用できないサービスがあると、これはもう他のOSが入っているPCを利用するしかありません。例えば動画配信サービス「dTV」は対応PCはWindows/Macなので、Chromebookでアクセスすると「非対応デバイス/ブラウザです」と表示されてサービスを利用することができません。今までWindows/Macで利用していたサービスを買い換えたChromebookで継続して利用しようと考えているときは、サービスがChromebookに対応しているかの確認が必要です。
まとめ
以上、Chromebookを利用してみてのメリット・デメリット感でした。私はChromebookをサブPCとして使用しているので今のところ特に不便はありませんが、ChromebookをメインPCとして利用しようと考えられている方は、メリット・デメリットをよく斟酌してご検討ください。
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