【比較】XServerとシンレンタルサーバーの違い。どちらがオススメ?

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「これからWordPressで個人ブログを始めたい!」という方向け、人気のレンタルサーバー「XServer(エックスサーバー)」と「シンレンタルサーバー」の比較です。

レンタルサーバーの候補としてまず上がるのが、当ブログでも利用している「XServer(エックスサーバー)」。ユーザーも多く、安定性の高いサービスです。

XServerトップページ

一方その競合候補が「シンレンタルサーバー」。XServerの兄弟サービス的なレンタルサーバーで、管理人も別ブログで利用中です。

シンレンタルサーバー トップページ

どちらも高機能なレンタルサーバーですが、どちらを契約するか迷われるかもしれません。そこで実際の使用感も含め、各種スペック・料金を比較しました。レンタルサーバー選びの参考にしてみてください。

※本記事の内容は公開時、または更新時のものです。各レンタルサーバーの機能や料金など最新の情報については、公式サイトにてご確認ください。

両レンタルサーバーの簡単な概要

XServerとシンレンタルサーバー、それぞれについての簡単な概要です。

XServer(エックスサーバー)とは?

XServer(エックスサーバー)は「エックスサーバー株式会社」が運営するレンタルサーバー・サービス。

「国内シェアNo.1」「運用サイト数250万件以上」(※2024年11月現在、XServer公式より)を誇る老舗のレンタルサーバーで、当ブログでも10数年継続利用しています。

提供プランは「スタンダード」「プレミアム」「ビジネス」の3つで、月額990円(税込)より利用可能。「超高速で大量アクセスに強い」「WordPress簡単インストール等の機能を装備」「充実したサポート体制」などの特徴があります。

公式サイト:エックスサーバー

シンレンタルサーバーとは?

一方のシンレンタルサーバーは、2021年提供開始の若いサービス。現在の運営は「シンクラウド株式会社」ですが、もともとはXServerと同じくエックスサーバー株式会社の運営。なのでXServerの兄弟的レンタルサーバーと言えます。

詳しくは後述しますが「WordPress簡単インストール」機能ほか、XServerと近い機能や使用感。提供プランは「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3つで、月額費用が最安539円(税込)~とコストパフォーマンスに優れているのが、大きなメリットです。

公式サイト:シンレンタルサーバー

両レンタルサーバーのプラン・機能比較

両レンタルサーバーともそれぞれ3つのプランを提供していますが、本記事は初心者向けということで、基本的なプランである「XServerのスタンダード・プラン」「シンレンタルサーバーのベーシック・プラン」を比較します。

共通の機能・技術

まずはWordPressブログに関連する項目を中心に、共通の機能・メリットをご紹介します。
XServer・シンレンタルサーバーとも、レンタルサーバーとして下記のような共通の機能や、高速化技術などを採用しています。
  • ストレージはオールNVMe RAID10構成
  • XPageSpeed
  • 自動バックアップ
  • WAF(Webアプリケーションファイアウォール)
  • nginx利用可能
  • Xアクセラレータ
  • HTTP/2
  • FastCGI
  • OPcache
  • ブラウザキャッシュ設定
  • アクセス解析ツール

またWordPressブログに関して、下記のような機能を装備しています。

  • 高速なWordPress実行環境「KUSANAGI」導入
  • WordPress簡単インストール
  • WordPress簡単移行
  • ログイン試行回数制限
  • 国外IPアドレスからのアクセス制限

各機能の詳細についてはここでは割愛しますが、Wordpressのインスールや表示、セキュリティ等について、両サーバーとも共通して充実した機能を有している、ということが見てとれます。

使いやすいサーバーパネル

「使いやすいサーバーパネル(レンタルサーバーの各種機能設定を行う画面)」を採用しているのも、両者の共通した特徴・メリットの一つ。下記はXServer・シンレンタルサーバーそれぞれの、サーバーパネルのイメージです。

【XServerのサーバーパネル】

【シンレンタルサーバーのサーバーパネル】

XServerではもともと、日本語ベースのわかりやすいサーバーパネルを提供。それがサーバーの管理やWordPressの運営に非常に役立っています。

後発のシンレンタルサーバーも同系列のレンタルサーバーということで、XServerと同等のサーバーパネルを採用。他のレンタルサーバーとは異なる、共通のメリットとなっています。

WordPressクイックスタートが便利

またシンレンタルサーバーとエックスサーバーとも、「WordPressクイックスタート」機能を提供。初回申し込み時にこの機能を使うことで

  • レンタルサーバーの契約
  • ドメイン名の取得・設定
  • SSL(https)の設定
  • WordPressの設置

がワンステップで完了。WordPressクイックスタートの流れの中で、無料WordPressテーマ「Cocoon」「Lightning」、有料WordPressテーマ「XWRITE」などもインストールできます。

【Wordpressクイックスタートーの流れ】
Wordpressクイックスタートのイメージ

このように「申し込みの完了」と同時に「独自ドメインを使ったWordPressブログが完成している」ので、WordPressでの個人ブログがすぐにスタート可能。実際に使ってみましたが、ビックリするほど簡単にWordPressブログが完成します。

XServer公式サイトでも、「WordPressクイックスタート」を使ったブログ開設方法が紹介されているので、チェックしてみてください。

詳細スペック比較

次に料金(税込)なども含めた、詳細なスペックを比較してみます。XServerとシンレンタルサーバーで、若干の違いが見てとれます。

XServer
【スタンダード】
シンレンタルサーバー
【ベーシック】
初期費用 なし なし
月額料金 12ヶ月契約:990円
36ヶ月契約:1,100円
12ヶ月契約:880円
36ヶ月契約:539円
vCPU/メモリ 256コア/1.5TB 128コア/1TB
vCPU 6コア 6コア
メモリ 8GB 8GB
CPU 第4世代「AMD EPYC™」 第3世代「AMD EPYC™」
ディスク容量 500GB 700GB
転送量 無制限 900GB/日
無料独自SSL あり あり
マルチドメイン
無制限 無制限
電話・メールサポート あり あり
独自ドメイン
永久無料特典
1~2
(条件により変動)
1つ
アダルトコンテンツ公開 不可

コスト面ではシンレンタルサーバーがかなり優秀。特に「3年契約時の月額料金539円」は、他社サーバーと比較しても圧倒的にお得です。

一方のXServerは、スペック的にはシンレンタルサーバーよりやや上位的な位置づけ。ブログへのアクセスに関して、安定した性能を持っていると言えます。

なお上記は2024年12月時点の内容です。XServerやシンレンタルサーバーのスペックは随時更新(スペックアップ)されるので、最新の性能については公式サイトでのチェックをオススメします。

XServerとシンレンタルサーバー、どちらを選ぶ?

以上のXServer / シンレンタルサーバーの比較を踏まえて、「どちらを選んだら良いのか?」を、個人的な使用感を踏まえてまとめてみます。

使用感に大きな違いは無し

スペック比較でご紹介したように、XServerの方が性能的にはシンレンタルサーバーより若干優れています。

ただ個人的に両方のサーバーを利用していますが、WordPressの記事作成レスポンスや、ブログの表示速度等については、両者に大きな違いは無いと感じています

また先述の通り、サーバーパネル(レンタルサーバーの管理画面)はXServer・シンレンタルサーバーともほぼ共通。XServer系の使いやすい管理画面で、どちらもWordPressブログが運用しやすくなっています

XServerがオススメな場合

上記の使用感を前提とした上でXServerがオススメなのは、

  • 安定したサーバー性能を求めている。
  • 月額料金1,100円(※スタンダード・プランを12ヶ月契約した場合)がちょうどいいと感じる。

という方でしょう。またXServerは非常にユーザーが多いので、困った時の解決方法がネットに多く公開されているのもメリット。老舗レンタルサーバーならではの強みがあります。

公式サイト:エックスサーバー

シンレンタルサーバーがオススメな場合

一方、シンレンタルサーバーがオススメなのは、下記のような方があてはまるでしょう。

  • 高機能はもちろん、運用コストも安く抑えたい!
  • アダルト要素を含むブログを公開する可能性がある。

シンレンタルサーバーは「ベーシック・プラン12ヶ月契約で月額料金880円」と、XServerよりもお得に運用可能。また36ヶ月契約ならば月額料金539円!他社レンタルサーバーと比較しても、非常にリーズナブルです。

いきなり3年契約はちょっと…と思われるかもしれませんが、ブログはある程度、長期的な運用が必要。それを考慮するとコスパはかなり良いと言えます。独自ドメインも1つ無料で利用できるので、「コストを抑えながら、かつ一定期間ブログ(サイト)を公開しておきたい」といったケースにもオススメ。

ほかアダルトコンテンツでなくても、大人向けの内容を含むのであれば、XServerよりもシンレンタルサーバーの採用が視野に入ります。公開したい内容を考慮して、サーバーを選ぶと良いでしょう。

公式サイト:シンレンタルサーバー

レンタルサーバー比較まとめ

以上、レンタルサーバー「XServer(エックスサーバー)」と「シンレンタルサーバー」の比較でした。

若干の違いはありますが、それぞれ高機能なレンタルサーバー。その中でも上記の特徴・メリットを理解し、目的をに沿った方を利用すると、間違いの無いWordPressブログの運営ができるでしょう。

なおXServer・シンレンタルサーバーとも、定期的に「月額料金割引」「キャッシュバック」などのキャンペーンを行っています。チェックしておくとお得にWordPressブログが始められるので、ぜひチェックしてみてください。

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