電子書籍ユーザーの多くが利用しているのが、AmazonのKindle電子書籍。専用端末やアプリでの読書がしやすくとても便利。私もKindleを愛用しています。
とてもメリットの多いKindleですが、実は未配信の電子書籍があり、Kindleだけでは読書をカバーしきれないというデメリットもあります。
それを補うには、電子書籍ストアの併用がオススメ。Kindle以外に1つ2つ、別の電子書籍ストアを使うと、読書が捗ります。
というわけで以下、Kindleのメリット・デメリットを踏まえた上で、併用したい電子書籍ストアをご紹介。
Kindleのメリット・デメリット
まず最初に、Kindle電子書籍の長所と短所のまとめです。
Kindleのメリット
使って感じるKindleのメリットは、下記のようなもの。
- アプリが使いやすい(本が読みやすい)
- 専用のリーダー端末がある
- 大幅な値引き・ポイント還元セールがある
- Kindleでしか読めない本がある
- 定額読み放題サービスがある
- 電子書籍サービスとして安定している
セール・キャンペーンは多読派にはとても便利。電子書籍サービスとして安定感があるのも大きなポイント。月額定額の読み放題サービス「Kindle Unlimited」も便利です。
その中でも特に注目したいのは、「Kindleでしか読めない本がある」ということ。
Kindleは「インディーズ・自費出版系の電子書籍プラットフォーム」としての顔もあり、アマチュア作家だけでなくプロ作家も参入、オリジナルのKindle電子書籍を公開しています。
例えば上記は、山本崇一朗さんの「おだいばこ」と”ただたか”さんの「第1集 おしまい」。いずれも無料でDL可能です。
こちらは有料ですが、SF漫画「第三惑星用心棒」。作者の野村亮馬さんはプロの漫画家ですが、現在はKindle電子書籍(インディーズ)のみで作品を発表されています。
上記以外にもプロの作品が多数ストアに掲載。また紙で絶版となった書籍を、インディーズ電子書籍化した作品もあり。これは他の電子書籍ストアにはない大きな特徴です。
Kindleのデメリット
電子書籍ストアとして優秀なKindleですが、一方でデメリットもあります。
正確には「Kindleのデメリット」というよりも、「Kindle『だけ』を使っていることのデメリット」なのですが、それは「Kindleで未配信の電子書籍も存在する」ということ。
例えば雨蘭さんの「無邪気の楽園」(※リンクはBookLive!)。これは国内の電子書籍ストアでは配信されていますが、Kindleでは配信されていません。
こちらは渡邊ダイスケさんの「外道の歌」。大人気コミック「善悪の屑」の続編で、本作はKindleで配信されています。
…が、肝心の前作「善悪の屑」がKindleでは未配信(主な国内電子書籍ストアでは配信済み)。
ほか、永井豪さん(「デビルマン」ほか)・横山光輝さん(「三国志」ほか)など、名作漫画の電子書籍もKindleでは未配信となっています。
なぜKindle未配信の電子書籍があるのか?
ではなぜ、「kindleで配信されていない電子書籍」があるのか?
「デビルマン」や「三国志」は別として(おそらく契約の問題)、「無邪気の楽園」「善悪の屑」については内容(性描写や暴力描写など)が原因だと考えられます。
特に「善悪の屑」は、一部の巻が東京都の不健全図書に指定されたということも関係しているのでしょう。
このように、「Kindleが全ての電子書籍を網羅しているわけではない」ことがお分かりいただけたと思います。
※参考までにAmazonでは、紙書籍でも「無邪気の楽園」「善悪の屑」の取り扱いを停止しているようです。
「Kindle以外」のストアのメリット
上記でKindleのメリット・デメリットをご紹介しましたが、では「Kindle以外の電子書籍ストアのメリット」は何か?
ひとつは前項と関連しますが、「Kindle未配信の電子書籍をカバーできる=読める電子書籍の種類が増える」こと。
Kindleで見つからない電子書籍は、一度ほかの電子書籍ストアを探してみてください。既に電子書籍化されていることが結構あります。
また他にも、
- クーポンで「好きな本」を割引価格で購入できる
- 試し読みがしやすい・本が探しやすい
- 多様な支払方法に対応
などのメリットがあります。特に「クーポンによる割引」はKindleには無い特徴。新刊やセール対象になりにくい書籍など、「任意の電子書籍に適用できる」のでお得です。
支払いも、多くのストアで多様な決済方法に対応。特に「PayPay」に対応しているストアは特に便利。PayPayは大規模なポイント還元キャンペーンを実施するので、上手に使えばお得に電子書籍が買えます。
・無料・値引き作品が探しやすい。
・PayPayなどキャッシュレス決済がお得で便利。
Kindleと併用したいオススメ電子書籍ストア
以上を踏まえて、Kindleとあわせて使いたいオススメの電子書籍ストアです。それぞれのメリットを理解して併用すると、電子書籍読書がより捗るでしょう。
ebookjapan(イーブックジャパン)
電子書籍でマンガを読むなら、まず外せないのが「ebookjapan(イーブックジャパン)」。ebookjapanでしか読めない漫画コンテンツが多数配信されています。
永井豪さんの大人気マンガ「デビルマン」や、横山光輝さんの「三国志」、アニメ映画にもなった安彦良和さんの「アリオン」などは、ebookjapanなど一部電子書籍ストアの限定配信となっています。
ebookjapanはアプリでも電子書籍が読めますが、ブラウザでの読書が特に快適。ページ送りがサクサクできて、漫画が気持ち良く読めます。
購入に関してもセール・値引きのほか、PayPayによるポイント還元キャンペーンを頻繁に開催。PayPayを利用している方なら、かなりお得に電子書籍が楽しめます。
ブックライブ(BookLive!)
印刷大手・凸版印刷グループの電子書籍ストア「ブックライブ(BookLive!)」。橋本環奈さんのテレビCMでご覧になった方も多いのではないでしょうか。
もし「Kindleのストアってちょっと使いにくな…」と思われたことがあるならば、まず触ってみて欲しいストア。サイトの使い勝手がとてもよく、電子書籍が探しやすいつくりになっています。もちろん読みやすさも優秀です。
またポイント・クーポンがとても充実。一日最大2回まわせる「クーポンガチャ」は、条件に合えば新刊書籍やセール対象書籍にも使えるので、安定してお得。Tポイントも利用できるので、組み合わせて使えば電子書籍購入がかなりお得になります。
なおクーポンガチャは、新規会員限定で下記の3種類が確定で出現。
- 50%OFFクーポン(1冊まで)
- 50%OFFクーポン(1,000円まで何冊でも)
- 20%OFFクーポン(何冊でも)
特に「1冊が金額上限無しで50%OFF」「何冊でも20%OFF」となるクーポンは、使い方次第でかなりお得に電子書籍が購入できます。漫画の大量買いにオススメ。
DMMブックス
DMMの電子書籍サービス【DMMブックス】。最大の特徴は「成人向けコンテンツが充実」していること。Kindleの一番弱い部分を補ってくれます。
※DMMの成人向けブランドはFANZAですが、相互に行き来可能です。
Kindleでは販売していないコンテンツはもちろん、DMM独自のコンテンツが多数。特に成人向けコンテンツは、半額キャンペーンを常時開催中。いろいろな意味で捗るでしょう。
もちろん一般書籍も、DMMブックス独自のポイント還元セールなどでお得に買えます。
Amebaマンガ
サイバーエージェントの電子書籍ストア「Amebaマンガ」(アメーバマンガ)。
ストア名がマンガに寄っていますが、「小説・文芸」「ライトノベル」「ビジネス・実用」などの電子書籍もラインナップされています。
すっきり見やすいデザインと素早いレスポンスで、スムーズに読書できるのが便利。そんなAmebaマンガの特筆すべきポイントは、新規ユーザー限定で「値引き or 高ポイント還元のクーポン」がもらえること。
「100冊まで○○%ポイント還元」のような、他ストアの新規特典と比較してもかなりお得なクーポンが用意されています。特に「巻数の多い漫画をお得に読みたい」という方にオススメ。
※クーポン内容は都度変わるので、最新の内容については公式サイトでご覧ください。
まんが王国
まんが専門の電子書籍ストア「まんが王国」。とかく便利なのが、無料漫画が多い!&読みやすい!こと。他ストアでは無料対象になっていない漫画も読めたりします。
各ジャンルのトップや無料漫画コーナーに行くと、タダで読める漫画や試し読み増量漫画がすぐ見つかるので、おもしろい漫画を探すのに大変重宝しています。
サイトにアクセス、読みたい漫画のリンクをクリックするだけですぐに漫画が読める、という手軽さも便利。
なおまんが王国は、会員のみ対象の無料漫画や割引漫画が多数あります。とりあえず会員になっておくと漫画読書が捗るでしょう。会員登録はTwitterなどSNSアカウントでもOK。
ストア併用のメリット・注意点
最後に、「電子書籍ストア併用」の良い点や注意点を実際の経験から簡単に。
まずは良い点。上記のおさらいですが、
- 読める電子書籍の幅が広がる
- クーポン等でお得に買物ができる
- 試し読みが多いストアで試読が捗る
などが併用のメリットです。
一方、併用で注意したい点は、「どのストアでどの本を買ったのか、の状況把握」。特にシリーズものの書籍は、続巻を違うストアで買うといろいろ面倒くさい(笑)。
ただ最近は続巻刊行をメール等で教えてくれるストアが多いので、そこまで心配はいらないかもしれません。実際に使ってみると、慣れてくる部分もあるでしょう。
まとめ
以上、Kindleのメリット・デメリットと、Kindle以外で便利に使える電子書籍ストアのご紹介でした。
3つも4つも電子書籍ストアを掛け持ちする必要はありませんが、Kindle以外に1~2つのストアを併用すると、いろいろと電子書籍読書が捗ります。
特に電子書籍漫画をたくさん読みたい!という場合は、漫画コンテンツが充実している【ebookjapan】がオススメ。独自・限定配信作品が多いので、電子書籍読書の幅が広がります。
ebookjapanでは初回ログイン限定で「最大6回使える70%OFFクーポン」がもらえます。値引きは『1購入につき最大500円まで』なので、上手に使うと「最大3,000円」お得になります。初回購入に利用してみてください。
また他にも電子書籍が読みやすい【ブックライブ】や、大人コンテンツが充実している【DMMブックス】も、実際に利用して便利だと感じます。Kindleの足りないところを補ってくれるストアを併用して、より多くの電子書籍を楽しんでください。
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