Amazonや楽天など電子書籍サイトの数が増え、電子書籍でマンガを読むのもすっかり一般的になりました。
そんな電子書籍サービスの一部は、月額定額料金で対象の書籍が読み放題になるサービスを実施。
全ての電子書籍から一部のマンガを読み放題対象にしてるサービスもあれば、マンガ専門の読み放題サービスもあります。
筆者もマンガは大好きなので、できればお得にマンガを楽しみたい。
というわけで本記事では、マンガが読み放題で楽しめるサービスのメリット・デメリットなどをまとめてみました。
なおサービス内容については、記事作成時に調査したものです。ご利用時にはサービスの提供元にて、最新の内容をご確認ください。
マンガ読み放題とは?
マンガ読み放題のサービスとは、電子書籍版のマンガを月額定額料金で、好きなだけ読めるサービスです。
マンガが読めるのは契約をしている間だけですが、その間は何度読んでも新たな課金が無いのがポイント。
マンガ専門、マンガと雑誌中心、マンガを含む電子書籍全般、など、サービスによって読める電子書籍の種類・範囲が変わります。
また多くのサービスでは、販売と定額読み放題を併用しています。
基本的にはネット接続必須ですが、オンラインでしか読めないサービスと、オンラインでもオフラインでも読めるサービスがあります。
読み放題のメリット
マンガ読み放題サービスの長所のまとめです。
定額以外に新たな課金がない
マンガ読み放題サービスのメリットは、何と言っても「月額定額」なので、「新たな課金がない」こと。
決まった料金の中で、対象となっているマンガを好きなだけ読めます。
多くのサービスで用意されているタイトルは、数千~数万件。
契約したけど読む本がなくなった、ということは、ほぼ無いと言っていいでしょう。
サービスによっては、ラインナップを定期的に入れ替えることもあります。
何度でも読める
読み放題サービスの契約中であれば、何度でもマンガを読めます。
レンタル制の電子書籍ストアサービスのように、返したら読めなくなる、ということがありません。
さらにたくさんの本を読めば読むほど、マンガ一冊にかける料金が安くなることになり、個別にコミックスを買うよりもお得感が生まれます。
購入よりも気軽にマンガが読める
読み放題サービスが便利なのは、試し読み感覚で、気軽にマンガを読めること。
サービスの範囲内であれば好きなだけ読めるので、いろいろなマンガ・作者の作風を知ることができるます。
読み放題と購入を併用している場合も、読み放題対象になっているマンガは、まず読み放題で。継続して読みたい場合は個別にマンガを購入する、といった使い方もできます。
あとは普段読まないジャンルのマンガを読みたい、という時に使うと便利。ちょっとHなマンガとかw。
読み放題のデメリット
マンガ読み放題サービスの短所のまとめです。
超人気作品は対象外
電子書籍化されているマンガが、全て読み放題になっているわけではありません。
特に、個別の売上が見込める超人気作品は、ラインナップ外であることが多いです。
ただストア・作品によっては、人気のマンガでも最初の巻が無料で読めたりすることもあります。
そのようなマンガが読み放題の対象になっていれば、試し読みのチャンスです。また意外なマンガが読み放題になっているのを探すのも、楽しみではあります。
契約を終えればマンガが読めなくなる
個別の単行本購入とは異なり、読み放題サービスの利用契約を終了すれば、マンガは読めなくなります。
読み放題対象の入れ替えによって、読めなくなるケースも。
もう一度、読み放題で読んだマンガを見たい、という場合は、個別のマンガ購入が必要です。
読み放題サービスはあくまでも試し読み・ヒマつぶし、という感覚で利用するのであれば、これらのデメリットは特に気にならないかもしれません。
お得な利用方法
筆者が考える、マンガ読み放題サービスのお得な利用方法です。
お試し期間をフル活用
多くの読み放題サービスでは、無料のお試し期間を設定しています。
まずはサービスを利用してみて、無料期間にパソコンで見たり、アプリをインストールしたりして、徹底的に使い具合を試してみましょう。
やはり自分の閲覧環境や、使い方のスタイル、また読みたい本のジャンルによって、サービスの合う・合わないが出てきます。
使い倒して、これは役に立つ!と感じたサービスを継続すると良いでしょう。
使わない時は休止する
ぶっちゃけ、「使わない時はやめる」。これに限ります。
あと「読みたいマンガが一定量ある」時にだけ使うと便利。
例えば読みたいマンガがあって、購入すると定価500円✕10巻ぐらいだったとします。
多くの定額読み放題サービスの料金は、月額500円~1000円前後。なので、そのマンガシリーズを利用期間内に全部読むだけでも、得をしている計算に。
もちろん他のマンガや雑誌も読むと、お得感アップ!です。
特に雑誌が読み放題のラインナップに入っているサービスは、積極的な利用がオススメ。
またラインナップは定期的に入れ替わることがあるので、休止したあとにまた加入してもいいな、と感じたら、サービスを再開すると良いでしょう。
普段読まないマンガを読む
あとは普段読まないジャンルのマンガをひたすら読む、という読み方も、お得な利用方法です。
買うほどじゃないけど、読んでみたいマンガ・気になっているマンガって、ありますよね。
そんなマンガを、読み放題契約中にひたすら読む。新しい発見もあって楽しいですよ。
マンガが読み放題できるサービス
以下、マンガの読み放題サービスを提供しているサービスの一例です。
各サービスによって料金・提供書籍など形態が異なります。
読みたいマンガや利用方法によって、使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
Kindle Unlimited
名称 | Kindle Unlimited |
提供元 | amazon.co.jp |
月額料金 | 980円 |
対象 | マンガ・雑誌・一般書籍その他電子書籍全般 |
無料期間 | 30日 |
Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」。
魅力はなんと言っても、Kindleサービスの提供する豊富な電子書籍コンテンツ。
マンガはもちろん、雑誌・小説・実用書・写真集なども、読み放題の対象。Kindleでしか配信されていないコンテンツもあります。
またスマホ・タブレット・パソコンだけではなく、Kindle PaperwhiteなどのKindle端末で利用できるのも他にはない特徴。
全巻揃ったマンガタイトルを一気読みしたり、気になっていたマンガを試し読みしたり、といった使い方ができます。
ブックパス
名称 | ブックパス |
提供元 | KDDI(au) |
月額料金 | 562円(税抜) |
対象 | マンガ・雑誌・小説・実用書・写真集 |
無料期間 | – |
auユーザー限定のサービスですが、「ブックパス」でもマンガの読み放題サービスを提供しています。マンガ以外にも、雑誌・小説・実用書・写真集が読み放題対象。
月額約600円とお得な料金で、対象書籍50,000冊以上が読み放題。また初回登録30日間は無料で利用できます。
他の電子書籍サイトでは読み放題対象ではないマンガも、ブックパスなら読める場合があります。
auユーザーだったら月額の携帯料金に、ワンコインほどの金額をプラスするだけで、お得にマンガが読めることに。
※ブックパスの利用には「au回線に紐づくau ID」が必要でしたが、「Wow!ID」を取得することで、auユーザー以外もブックパスを利用できるようになりました!詳しくは下記公式サイトよりどうぞ。
コミックシーモア
名称 | コミックシーモア |
提供元 | エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社 |
月額料金 | 読み放題フル:1,480円(税込) 読み放題ライト:780円(税込) |
対象 | マンガ |
無料期間 | 7日 |
NTT系列のエヌ・ティ・ティ・ソルマーレが運営する電子書籍サービス「コミックシーモア」。
マンガの読み放題サービスとして、「読み放題フル」と「読み放題ライト」が提供されています。
「読み放題フル」と「読み放題ライト」の大きな違いは、大人向けのマンガが読み放題対象になること。
読み放題ライトでは、少年マンガ・青年マンガ・少女マンガなどの、約20,000冊が対象。
フルではそれにBL・TL・オトナコミックジャンルが追加され、対象冊数も約50,000冊とグッと増えます。
っていうかどんだけ大人向けジャンル多いねん(笑)。
「読み放題フル」は「読み放題ライト」より料金が高くなりますが、読めるマンガのジャンル・冊数が大きく変わるので、フルの方がお得。
より多くのマンガを読みたい、という場合はオススメです。
マガジン☆WALKER
名称 | マガジン☆WALKER |
提供元 | 株式会社ブックウォーカー |
月額料金 | 500円(税抜) |
対象 | マンガ雑誌・一般雑誌 |
無料期間 | 申し込み日から月末まで |
電子書籍サイト「BOOK☆WALKER」系列のサービス「マガジン☆WALKER」。
マンガ単行本ではなく、雑誌の読み放題サービスですが、マンガ雑誌のラインナップがとても充実。
男性向けマンガ雑誌・女性向けマンガ雑誌あわせて、約40誌。全体だと80誌を超える雑誌が、月額定額で読み放題です。
その一部だけを読むとしても、月額ほぼワンコインで読めるのは、普通に雑誌を買うよりも相当お得。
マンガ雑誌としては、KADOKAWA系を中心に通好みのラインナップ。月刊コミックビームなど、マンガ好きならば外せない雑誌がワンコインで読めるのは嬉しいところ。
マンガ以外の雑誌も有名どころが多数入っているので、とてもお得感のあるサービスです。
ブック放題(読み放題プレミアム)
名称 | ブック放題(読み放題プレミアム) |
提供元 | 株式会社ビューン |
月額料金 | 500円(税抜) Yahoo!プレミアム会員なら一部コンテンツが無料 |
対象 | マンガ・雑誌 |
無料期間 | – |
「ブック放題」は、マンガ20,000冊以上、雑誌170誌以上(マンガ雑誌含む)、るるぶ100冊以上が、月額500円(税抜)で読める読み放題サービス。
また「Yahoo!プレミアム」会員ならば「読み放題プレミアム」として、マンガ10,000冊以上、雑誌100誌以上といったブック放題の一部コンテンツを、無料で閲覧可能です。
筆者はYahoo!プレミアム会員で、「読み放題プレミアム」をPCで利用しています。
以前はページめくりの操作がもったりしていましたが、ビューワの改定によって読みやすくなりました。
またマンガ雑誌だけでなく、多彩な有名雑誌を月額定額で読めるのも便利です。
コミックDAYSプレミアム
名称 | コミックDAYSプレミアム |
提供元 | 講談社 |
月額料金 | 720円(税込) |
対象 | 講談社の発売するマンガ雑誌の一部 |
無料期間 | – |
講談社の電子書籍サービス「コミックDAYS」。
そのサービスの一つである「コミックDAYSプレミアム」に加入すると、講談社の漫画週刊誌・月刊誌のうち、ヤングマガジン・モーニング・アフタヌーン・イブニング・Kiss・BE LOVEの6誌が読み放題になります(バックナンバーは制限あり)。
これも「雑誌」が対象のサービスですが、講談社の人気マンガ誌が月額720円の低価格で読めるのは魅力的。アフタヌーンは毎月買ってるとかさばりますしね(笑)。
※コミックDAYSでは、13誌が960円で読み放題になる「もっとプレミアム」の提供を、2018年10月に開始しています。
マンガ図書館Z
名称 | マンガ図書館Z |
提供元 | Jコミックテラス |
月額料金 | 無料 |
対象 | マンガ図書館Z内の漫画全て |
無料期間 | – |
こちらは正確には月額定額のマンガ読み放題サービスとは異なるのですが、無料でマンガが読めるサイトなので、マンガ好きの方のためにご紹介。
漫画家・赤松健氏が主催している「マンガ図書館Z」。漫画家・権利者の方々の許諾を得て、絶版マンガや未単行本化マンガなどを「無料で」公開しています。
ではどこで収益を得ているかというと、一つはマンガ閲覧時に表示される広告。もう一つは広告非表示などの特典がつくプレミアム会員の会員費(月額税抜300円)。
新刊マンガを販売している電子書籍サイトとは一線を画すものですが、懐かしのマンガに出会えるかもしれない、読み放題サービスです。
まとめ
以上、電子書籍マンガの定額読み放題サービスについてメリット・デメリットと、読み放題サービスのご紹介でした。
読みたいマンガがあっても、単行本を1冊ずつ購入すると、あっという間に予算が尽きてしまいます。
そんな時は、マンガの定額読み放題サービスを上手に使うと、お得にマンガが楽しめます。
マンガの個別購入と併用したり、いろんな読み放題サービスを渡り歩いて使い心地を試したり。スタイルに合ったサービスを利用してみてください。
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