電子書籍のメリット・デメリット。端末やストアの選び方

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電子書籍を使い始めたのが2011年。そこからかれこれ6年半ほど使い続けています。

そんな電子書籍。紙の書籍に較べて長所がいっぱいありますが、やはり短所もあるもの。そこで本記事では長年電子書籍を利用しているユーザーとして、電子書籍のメリット・デメリットをまとめてみました。

また後半ではこれから電子書籍を利用してみようかな、という初心者の方のために、電子書籍端末の選び方電子書籍ストアの傾向などもまとめています。

電子書籍のメリット

まずは電子書籍の長所・メリットから。

  • 保管スペースを取らない
  • 持ち運びしやすい
  • 値引き販売がある
  • 店舗に行かなくても買える
  • 試し読みできる
  • 本が傷まない

やはり最大のメリットは「場所を取らない」「持ち運びがしやすい」でしょう。スマホやタブレットを利用すれば、数百冊以上の本を一度に持ち運びすることができます。

またネット環境があればすぐに購入可能→ダウンロードして読むことができるので、わざわざ本屋に行く、という手間がありません(書店に行くことはまた別に良いことがあるのですが)。

さらに電子書籍ストアをのぞいて見るとわかるのですが、一冊丸々試しよみできたり、値引き・ポイントバックなどが頻繁に行われています。実売価格も紙書籍より安い場合がほとんどなので、特に新刊書籍の場合は紙書籍よりもだいぶお得になるはず。

電子書籍のデメリット

続いて電子書籍の短所・デメリットです。

  • 端末が無いと読めない
  • 貸し借りがしにくい
  • 中古で売れない
  • サービスが終了する可能性がある
  • 一部書籍は読みにくい場合がある
  • 電子書籍化されていない本もいっぱいある

最大のデメリットは「電子書籍を読むための端末が無いと読めない」でしょう。仮に数百冊の電子書籍を持っていたとしても、端末が故障すれば本を読むことができなくなってしまいます。ただ多くの電子書籍ストアではパソコンやタブレットなど複数の端末に対応しているので、代わりがあれば継続して読むことは可能です。

意外なデメリットとしては「中古で売れない」ということでしょうか。紙書籍であれば、つまらない本は叩き売ってしまえる(笑)のですが、電子版ではそうもいきません。

あとは電子書籍での閲覧が不向きな本がある、ということ。代表格としては文字の細かい雑誌や、固定レイアウトの専門書。9~10インチ程度のタブレットだとまだいいのですが、それ以下ではあまり読書に向きません。

電子書籍向きの本

電子書籍のメリット・デメリットについてはそんな感じ。慣れると非常に便利なものですが、上記のような理由で読書を100%電子書籍へ移行、というのは難しい部分も。

長年、電子書籍を利用してきた筆者としては、電子書籍と紙書籍の使い分けがオススメ。もう少し細かく書くと、電子書籍向きの本・ジャンルは電子書籍に集約し、それ以外は紙書籍を購入、という感じです。

では電子書籍向きのジャンルと言えば何か。例えば小説・実用書などのテキスト中心の本と、漫画(コミック)。文字中心の本はテキストの大きさが自由に変えられるので、画面の大きさや視力等によって調整が可能です。

漫画(コミック)はスマホの画面でもなんとか読めるレベル(後述しますが個人的には7インチ以上の端末が見やすいです)。あと写真集とかも紙書籍にこだわりがなければ、電子書籍向きかも。

一方、電子書籍向きでは無い本。前段でも少し触れましたが、個人的には雑誌や専門書は電子書籍では読みにくい場合があります。これらの書籍は文字サイズを変更できない「固定レイアウト」であることが多く、特に小さい端末では読書が困難。

9~10インチサイズのタブレットならばまだ読めると思いますが、それ以下ではちょっと苦しいです。なお筆者は雑誌・専門書を電子書籍で読むことがあります。あくまでも傾向として。

電子書籍用の端末選び

電子書籍を読むためには端末が必要です。というわけで続いて端末の話。

筆者は現在、Android(アンドロイド)の7インチタブレットを使っています。古くなってきたのでもうそろそろ買い替えたいのですが、次も7~8インチクラスのタブレットを買いたいと考えています。理由としては、そのサイズが片手で持ちやすいこと、また漫画が読みやすいサイズであること、などです。

そのほかの選択肢としては、9~10インチサイズのタブレットや、AmazonのKindle端末に代表されるような、電子書籍ストア専用の端末があります。

電子書籍専用端末

電子書籍用の専用端末を使って読書がしたい、という場合はKindle端末か楽天Kobo端末などの名前が上がります。他社でも専用端末を出していますが、現在はほぼKindleと楽天の2つに絞られたと言っていいでしょう。

どちらがオススメかと言えば、個人的にはKindle端末を推したいところ(Amazonの便利さなどを勘案して)。以下、専用端末を見てみます。

端末の一例。こちらは「Kindle」。

こちらは「Kindle Paperwhite」のマンガモデル。他にも「Kindle Voyage」「Kindle Oasis」などの上位機種が用意されています。

AmazonのKindle端末カテゴリはこちら

これらはAndorid端末やiOS端末と異なり、画面表示に目に優しい「e-inkスクリーン」を採用しているのが特徴。タブレットPCなどと異なり新たにアプリをインストールして、といった使い方はできませんが、電力消費が少なくバッテリーの持ちが良い、というのも大きなメリット。また比較的軽量であるのも読書向きです(Kindle Paperwhite マンガモデルで205g)。

タブレットPC

複数の電子書籍ストアを併用したい、という場合は、タブレットPCの利用がオススメ(筆者もこのスタイル)。フルカラー、その他の理由でKindleのようなe-ink端末よりはバッテリー持ちが良くありませんが、インターネットの利用やアプリインストールなど、電子書籍以外の利用が出来るのは魅力。サイズは片手持ちしたいのであれば、必然的に7~8インチサイズになります。

OSはAndroidかiOSの実質2択。iOSの場合はiPad mini4(7.9インチ)が選択肢として上がります。

が、2018年5月現在、2015年発売の「iPad mini 4」が最新モデルで、デジタル端末としては古さを感じるのがネック。価格も4万円台後半とAndroid端末に較べるとお高め。なので特にApple製品にこだわりがないのであれば、Android端末が視野に入ってきます。

7~8インチのAndroidタブレットとしては、以下のような製品を個人的には使いたいところ。

一番上はASUSのZenPad 3 8.0。液晶サイズは7.9インチで、筆者が買い替えを狙っているモデルです。実売価格は3万円強。

下2つはHuawei(ファーウェイ)のタブレット。上がMediaPad M3 Lite 8で実売価格2万円台半ば。下がMediaPad T3 8で実売価格1万円台半ば。

個人的には2~3万円台前半の価格帯のものを購入の目安としています(それ以上は予算的に厳しいw)。

その中でもこだわりたいのは、解像度。上2つはそれぞれ2048×1536、1920×1200と高解像度。一番下は1280×800です。縦の解像度が1920px以上の方が、より高精細でくっきりはっきり。電子書籍の読書もより気持ちよくできるでしょう。

また端末の容量も32GBあった方が便利。特に漫画はデータ量が多いので、端末に沢山入れて持ち運びしたい場合は、16GBより32GBの方が捗ります。

なおタブレットPCは上記以外にもたくさん販売されております。上記はあくまでも一例なので、予算や利用目的に応じてお選びください。雑誌や大判サイズ(紙書籍の場合の)電子書籍を良く読む、という場合は9~10インチ以上のタブレット利用も視野に入ってきます。iPadもいいですね。

筆者はASUSの端末が好きなので、買い替え候補としては今のところASUS ZenPad 3 8.0を考えています。

【追記】
ASUS ZenPad 3 8.0を買いました。

まだまだ使える!「ASUS ZenPad 3 8.0(Z581KL)」購入。漫画の読み心地は?
これまで7インチのAndroidタブレット「Nexus7(2013)」を使っていたのですが、いろいろと限界が来たのでとうとう買い換えることに。 7~8インチサイズのタブレットを引き続き使いたく、いくつかの候補の中から同じくASUSの「...

電子書籍ストアの選び方

電子書籍ストアの選び方、なんて大層に書きましたが、基本的には使いたいストアを使えば良いと思います。Amazon(Kindle)・楽天Kobo・iBooks・eBookJapan・BookLive!などなど、いろいろなサービスがネットにはあります。

ですが「できれば利用を避けたいストア」はあります。それはいかにも小規模っぽいサイトや、サイトのデザインに力を入れていないところ。そのようなサービスは運営の継続に不安が残ります

もちろんどんな大手サービスだったとしても、電子書籍サービスが終了する可能性はゼロではありません。ですがそのリスクが見るからに高そうなところは要注意です。

複数ストアの利用がオススメ

これは好みにもよりますが、個人的には複数の電子書籍ストアの併用がオススメです。理由としては、

  • 電子書籍ストアによって微妙に配信書籍が異なることがある
  • 電子書籍ストア独自のセールを使い分けてお得に購入できる
  • 電子書籍ストアのサービス終了を見越してリスクを分散する

といったこと。特に電子書籍は、ストアによって一部配信書籍が異なる場合があります。例えばAストアでは配信されていない本が、Bストアでは配信されている、といった具合。

これは様々な業界事情があるのでしょうが、複数ストアを利用していると、意外な電子書籍を見つけたりすることができます。

また電子書籍ストアでは各ストア横断の共通セールのほか、ストア独自のセール・ポイント還元を行うことがあります。上手に利用すると、よりお得に電子書籍の購入ができます。

最後の理由はややネガティブではあるんですが(笑)。やはりどんなサービスでも終了の可能性はあるもの。もし終了しても他ストアが受け皿となってくれるだろう、と期待していますが、終了するとやはり不便なので、利用ストアは分散するようにしています。

なお電子書籍ストア併用のデメリットとしては、

  • アプリを利用ストア分だけインストールする必要がある
  • 同様にストア分だけアカウントを作る必要がある
  • どのストアで何の本を買ったか把握しておく必要がある

などが考えられます。あれ、あの本どこで買ったっけ?となることも時々ありますw。

オススメの電子書籍ストア

最後に、筆者が使っている電子書籍ストアのうち、オススメのストアをいくつかご紹介。

Amazon(Kindle)

電子書籍ストアとしてはバツグンの人気を誇るKindleストア。魅力としては時々とんでもないセール・ポイント還元をするところ。またアプリのアップデートが頻繁に行われ、読みやすさを追求しているのも評価したいところです。月額読み放題サービス「Kindle Unlimited」を提供しているのも特徴的。

Amazon Kindleストア

BookLive!(ブックライブ)

筆者がKindleと同じぐらい利用しているBookLive!。運営は印刷業界最大手の凸版印刷グループで、バックグラウンドもしっかりしています。クーポン配布による値引きや独自セールで電子書籍の購入もお得。アプリやPCでの読みやすさも、個人的にこれまで使ってきた電子書籍の中でトップクラスです。

BookLive!(ブックライブ)

eBookJapan(イーブックジャパン)

電子書籍ストアとしては老舗的存在のeBookJapan。近年、ヤフー傘下に入って安定感が増しました。個人的に評価したいのは漫画ジャンルに力を入れているところ。各種フェアはもちろん、独自のキュレーションは見ているだけでも楽しいものがあります。また本棚機能で背表紙表示をしているのも、漫画ファンには嬉しいところ。はじめての利用やまとめ買いでいろいろ特典があるのも特徴。

イーブックイニシアティブジャパン eBookJapan

DMM電子書籍

最後、各種ネットサービスでおなじみのDMM電子書籍。これが意外と使いやすい電子書籍ストア。アプリも縦スクロール対応など独自の便利機能を搭載。読み心地もスムーズです。また特筆すべきはやはり大人向けジャンルの充実。同ジャンルとしては電子書籍ストアNo.1と言ってもいいのでは。独占配信もあるので、他ストアで無い本はDMM電子書籍で探してみてください。

【DMM.com 電子書籍】

まとめ

以上、電子書籍のメリット・デメリットや、端末・ストアの選び方でした。紙書籍・電子書籍ともそれぞれ長所・短所がありますが、一度つかってみると手放せない便利さが、電子書籍にはあります。本記事が、電子書籍は使ったことがないけど一度利用してみようかな、という方の参考になれば幸いです。

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